2025年10月20日、BMSG所属アーティスト・REIKOが新曲「maybe」をリリースしました。
プロデュースを手がけたのは、オーストラリア出身のプロデューサー Taka Perry。
柔らかなチルハウスのサウンドに、REIKOの透明感あるヴォーカルが浮かび上がるこの楽曲は、
聴く人の心に静かに寄り添いながら、前へ進む力を与えてくれる1曲です。
「maybe」リリース概要
- タイトル:maybe
- リリース日:2025年10月20日
- プロデュース:Taka Perry
- 作詞・作曲:REIKO / Taka Perry / LOAR / Kenzo Martini
- ジャンル:Chill House / R&B
- 配信先:Spotify・Apple Music・YouTube Musicなど主要ストリーミングサービス
リリースと同日、20時から YouTube公式チャンネル にて
「REIKO × Taka Perry – ‘maybe’ Talk Session」も公開。
さらに10月24日(金)20時にはミュージックビデオ(MV)がプレミア公開され、
10月27日(月)にはBehind the Scenes映像も配信予定です。
音楽だけでなく、映像・対談などの多角的な展開を通して、
REIKOが「maybe」に込めた想いをより深く感じ取ることができる仕掛けとなっています。
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歌詞テーマ|「maybe」に込められた曖昧さの肯定
タイトルの「maybe(たぶん/もしかしたら)」には、
“確信の持てない状態”や“揺れる心”という意味が込められています。
この曲の核心にあるのは、
「はっきりとした答えを持てなくてもいい」
「迷いながらでも、動き続けていけばいい」
という優しいメッセージ。
日々の中で抱える不安や葛藤をそのまま肯定し、
それでも少しずつ前を向こうとする人の背中をそっと押すような楽曲です。
REIKOはこれまでも「Butterfly」など、
心の機微を丁寧にすくい上げる歌詞世界を築いてきましたが、
今作「maybe」ではより“等身大の自分”を投影しているように感じられます。
サウンドとヴォーカル表現
音楽的には、チルハウスのリズムにR&Bの滑らかさを融合した構成。
低音がやさしく包み込み、そこにREIKOの声がふわりと浮かぶことで、
まるで“夜の街をゆっくり歩くような”心地よさを生み出しています。
ヴォーカルには、これまで以上に“空気を感じさせる余白”があり、
強く訴えかけるのではなく、静かに語りかけるようなニュアンスが印象的。
それが、「maybe」という言葉の持つ“曖昧さの美しさ”と見事にリンクしています。
また、Taka Perryのプロデュースによる繊細なミキシングとサウンドデザインも必聴。
音と音の隙間に漂う“静けさ”が、楽曲全体に深い没入感を与えています。
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制作背景とコラボの意図
Taka Perryは、多文化的なルーツを持つ日豪ハイブリッドのプロデューサーで、
“ジャンルを超えて心地よい音楽を届ける”ことをテーマに活動しています。
今回のコラボは、REIKOの持つR&B的な温度感と、
Taka Perryのクールで洗練されたビートセンスが融合した、
まさに“BMSGらしい国境を越えた化学反応”。
制作陣には、LOAR・Kenzo Martiniといった
グローバルなアーティストが名を連ねており、
日本発のポップスとしても非常に国際的な完成度を誇っています。
マスタリングは Mike Bozzi(Hollywood, CA)、
レコーディングは STUDIO MECH にて Yohei Kunii(ONEly Inc.) が担当。
REIKOの歌声の魅力を最大限に引き出す体制が整えられていました。
MV・ビジュアル展開の注目点
10月24日(金)にプレミア公開されるMVでは、
「曖昧さ」「静けさ」「夜の光」といったテーマが
映像表現にどう落とし込まれているかが注目ポイントです。
おそらく、都市の夜景や柔らかい照明を使った演出で、
チルハウスらしい“余白と静寂”を視覚的に表現しているでしょう。
また、10月27日公開予定のBehind the Scenesでは、
制作現場でのREIKOとTaka Perryの自然なやり取りが垣間見られると期待されています。
これらの映像コンテンツを合わせて観ることで、
「maybe」の世界観がより深く体感できる構成になっています。
REIKOの成長と「maybe」の意味
REIKOは、2021年のオーディション番組『THE FIRST』で注目を集め、
BMSGのトレーニーとして活動を開始。
2023年には「BUTTERFLY」でデビューを果たし、
その後も「So Good」「Neverland」「Kimi no Sei」「LOVE DEEPER」など、
着実にアーティストとしての幅を広げてきました。
「maybe」は、これまでの彼女が築いてきたR&Bやポップ路線を軸にしつつ、
“自分の心の揺れ”という内面をより深く掘り下げた作品です。
完成された姿を見せるのではなく、
「迷いながらも進む」という過程そのものを描くことによって、
リスナーの共感を自然に呼び起こしています。
まとめ
「maybe」は、REIKOが次のステージへ向かうための“通過点”であり、
同時に“心の揺れ”そのものを美しく描いた作品です。
完璧ではない自分をそのまま受け入れ、
それでも前へ進もうとする姿勢。
それがこの曲の根底に流れる温かさです。
迷いや不安を抱えるすべての人へ、
REIKOはそっと「それでいいんだよ」と語りかけてくれます。
“maybe”――たとえ確信がなくても、歩き出す勇気をくれる1曲です。