2025年7月22日、世界的ロックミュージシャン、オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)が亡くなりました。享年76歳。ブラック・サバスのフロントマンとして、またソロアーティストとしても“ヘヴィメタルの神”と称された彼の人生は、音楽界に多大な影響を与えました。
この記事では、オジー・オズボーンさんの功績を紹介します。
◆ オジー・オズボーンとは?
- 本名:ジョン・マイケル・オズボーン
- 生年月日:1948年12月3日(イングランド・バーミンガム出身)
- バンド歴:ブラック・サバス(1968年〜1979年、以降再結成多数)
- ソロ活動:1980年より本格スタート
- 死去:2025年7月22日(享年76)
◆ ブラック・サバス時代:ヘヴィメタルの原点
1968年、バーミンガムで結成されたブラック・サバスは、世界初の“ヘヴィメタルバンド”と称され、ロック史に名を刻みました。
● 代表作
- 『Black Sabbath』(1970):衝撃のデビュー作
- 『Paranoid』(1970):代表曲「Paranoid」「Iron Man」「War Pigs」収録
- 『Master of Reality』(1971):より重厚なサウンドへ進化
オジーの陰鬱で挑発的なボーカルは、当時の音楽界に衝撃を与え、ヘヴィメタルというジャンルを確立しました。
◆ ソロ転向後の活躍とヒット曲
1979年、薬物問題などによりブラック・サバスを脱退。その後ソロとして新たなスタートを切ります。
● ソロ代表アルバムと楽曲
- 『Blizzard of Ozz』(1980)
→「Crazy Train」「Mr. Crowley」収録。大ヒットを記録。 - 『No More Tears』(1991)
→「Mama, I’m Coming Home」「No More Tears」などがヒット。
ソロでも世界中で大成功を収め、ソロ+バンドで累計アルバムセールス1億枚超という驚異的な記録を達成しました。
◆ グラミー&ロックの殿堂入り
- 2006年:ブラック・サバスとしてロックの殿堂入り
- 2024年:ソロアーティストとしてもロックの殿堂入り
- グラミー賞:複数回受賞。最新では2023年のアルバム『Patient Number 9』で受賞歴あり。
◆ テレビでも人気者に
2002年からMTVで放送されたリアリティ番組『The Osbournes』では、家族の日常を追う内容が話題に。
- 一般層にも知名度が広がり、「メタル界のカリスマ」から「家族思いの父親」へのイメージも定着。
◆ 晩年と闘病生活
- 2019年:パーキンソン病を公表
- 2020年以降:脊椎手術などの影響でステージ活動は縮小
- 2023年:公式にツアー引退を発表
- 2025年7月5日:バーミンガムで「Back to the Beginning」公演に座った状態で出演
→47年ぶりのブラック・サバス再集結、約40,000人が来場
オジーさんは、音楽人生の最後まで舞台に立ち続けました。
◆ 追悼の声が世界中から
- エルトン・ジョン: “彼の音楽と魂は永遠に残る”
- ジェイソン・モモア: “僕のヒーローだった”
- ビリー・ジョー・アームストロング(Green Day): “ヘヴィメタルの象徴だった”
SNS上でも「#RIPOzzy」「#ThankYouOzzy」が世界トレンド入りし、偉大な死を悼む声が広がっています。
◆ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne) |
生年 | 1948年12月3日 |
活動歴 | ブラック・サバス → ソロ活動(1968〜2025) |
代表曲 | 「Paranoid」「Iron Man」「Crazy Train」他 |
死去日 | 2025年7月22日(享年76) |
栄誉 | ロックの殿堂2回、グラミー複数回受賞 |
最後の公演 | 2025年7月5日 バーミンガム「Back to the Beginning」 |
◆ 最後に
オジー・オズボーンさんは、ロックとヘヴィメタルの象徴として、50年以上にわたり第一線を走り続けました。
その功績と魂は、これからも音楽の中で生き続けます。